SHD心エコー図認証医制度

Q & A

SHDの経胸壁心エコー図50例、SHDの経食道心エコー図のリストが必要とのことですが、同一症例の経胸壁心エコー図、経食道心エコー図をリストにあげてよろしいでしょうか?
リストには同一症例を挙げていただいて結構です。また手術例5例も同一症例で結構です。ただし経胸壁心エコー図と経食道心エコー図はそれぞれ得られる情報が異なることにご留意ください。したがいまして、同一症例を使用される際には各々の検査が診断や手術治療適応決定にどのように役立ったのかがわかるように書き分けてください。
JPIC/CVITにより認定された「AMPLATZER SEPTAL OCCLUDERを使用した経皮的心房中隔欠損症閉鎖術の教育プログラム終了報告書」に申請者の氏名が記載されていない場合はどうすればよいでしょうか?
JPIC学会に関連するものとしましては、経皮的心房中隔欠損閉鎖術の教育研修終了書に記載されている方のみが症例レポート報告の免除を受けることができます。つまり教育研修を受けた術者とそのときに教育を受けた経食道心エコー担当者ということになります。詳細につきましては、証明をご希望の先生は、JPIC学会事務局に連絡してASO教育終了報告書の写しを入手してご提出ください。
経食道心エコーのリスト50例について質問します。弁膜症や心筋症、ASDなどは問題ないと思いますが、心房細動の血栓チェックは該当するのでしょうか?
心房細動の血栓チェックでは経食道心エコー法の技術や読影力を測ることは困難なので、非該当とします。もちろん将来、カテーテルによる心耳閉塞術が実施されるようになった場合には、あらたな計測項目を加えた上で該当とする可能性はあります。
以前にJB-POT認定を受けていますが、それ以後更新していません。この認定証でも大丈夫でしょうか。
日本周術期経食道心エコー(JB-POT)認定試験合格証、JPIC/CVITが運用している心房中隔欠損孔閉鎖術施行医教育プログラム認定証、日本超音波医学会認定超音波専門医認定証はいずれも申請時点で有効なものに限ります。
様式3および5の症例レポートにおいて、手術症例ではなく、カテーテル 治療時の経食道心エコー図や心血管造影の診断レポートでも認められますか?
手術所見との対比を含む症例レポート(様式3および5)における5例のうち、2例まではカテーテル治療も手術として認めます。
代議員が審査申請をする場合、推薦はどうすればよいですか?
代議員から推薦をいただくのは、申請する先生の実力が客観的にみて十分なものかどうかを保証する、という意味合いです。従いまして、ご自身が代議員であっても、自薦ではなく他の代議員の先生からの推薦をいただくようお願いします。
手術やカテーテル治療を他院で行った場合、それも申請症例に含めてもよいでしょうか?
他院での治療内容がフィードバックされており、かつ手術やカテーテル治療を行った病院から本申請に用いることの了承が得られていれば可とします。
小児循環器領域の場合、ASD以外の先天性心疾患もSHD症例としてよいでしょうか?
ASD以外もSHD症例と認めます。
過去3年以内とは、いつを基準としますか?
申請受付開始日の8月1日を基準日とします。
「分類:心筋」に該当するSHDは何がありますか。
PTSMAを行う対象である閉塞性肥大型心筋症、MitraClipを行う対象となるような機能性僧帽弁閉鎖不全を伴う拡張型心筋症や虚血性心筋症などが該当します。
麻酔導入後の経食道心エコーを含めていいですか?
ここで求めている経食道エコーは病態把握のための検査を行ったものであり、術中の単なる観察というものは含んでおりません。
SHD(弁膜症など)に対する心臓外科手術後のフォローを含めていいですか?
単なる術後followは該当しませんが、生体弁置換後の弁機能障害やPVLなどを伴い、その評価が目的であれば該当します。(今後カテーテル治療の対象となりうる病態)
経食道心エコーの経験症例リスト、レポートの中で同一疾患は全体の2/3以下とありますが、経胸壁心エコーの経験症例リスト、レポートでも同様に2/3以下なのでしょうか?
経食道エコーを行う機会は経胸壁エコーより限られ同一疾患が並ぶ可能性が高いためこのような記載にしているのであり、経胸壁エコーでも当然同一疾患は全体の2/3以下としてください。
急性大動脈解離Stanford A、タコツボ心筋症などを含めていいですか?
この制度は経食道エコーや心エコーの専門医ではなくカテ―テル治療の対象となるSHDの専門医の認証制度ですので、カテーテル治療の対象とならないSHDは対象にはなりません。
左心耳血栓を含めていいですか?
単なる左心耳血栓の検索は含めません。左心耳閉鎖術を想定した左心耳の詳細な形態評価を行うものは2例まで認めます。
PFOを含めていいですか?
単なるPFOの有無の検索は含めません。しかし、右→左シャントの検索のため、コントラストエコー、Valsalva負荷などまで行うケースは2例まで含めることを認めます。
経食道心エコー図検査の症例レポートに関し”手術所見および計測同心エコー図検査所見と手術所見との対比”とありますが、手術まで至らずに病理解剖された症例で、病理解剖所見との対比を考察として記入してもよろしでしょうか?
十分な考察が可能であれば含めていただいて結構です。

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